オゾン発生器の仕組みについて|オゾン発生器とは?

人工的にオゾンを作るオゾン発生器とは
オゾン発生器はオゾンを生成する機械です。
オゾン発生器を利用することで、空気中や水中からオゾンを作ることが出来ます。
オゾン発生器の仕組みとは、どのようなものなのでしょうか?
まずオゾンは酸素分子に強いエネルギーを与えることで、酸素原子(O2)に解離させます。この解離した酸素原子(O2) が、酸素分子(O)にくっつくことでオゾン(O3)が生成されます。
このオゾン(O3)は不安定な物質なので、周囲を酸化させながら酸素(O2)に戻ります。この強い酸化力がオゾンが匂い物質を分解したり、ウイルスの皮膜を破壊する作用につながります。
オゾン発生器とは電圧を与えたり、化学反応を用いることで人工的にオゾンを作る装置なのです。
オゾン発生器のオゾン生成法
オゾン発生器には、強い電圧をかけてオゾンガス(気体)を生成する「無声放電式」と、イオン交換膜を用いた「水電気分解式」の2つの方法があります。

無声放電によるオゾンガスを作る方法
O2 + エネルギー(放電) = O + O(解離した酸素原子)
O2(酸素分子) + O(解離した酸素原子) = O3 (オゾン)
空気中の酸素分子(O2)に強い電圧を与えると、酸素分子は酸素原子(O)に解離します。この乖離した酸素原子(O)が再び酸素分子(O2)にくっつくことで、オゾン(O3)ができます。多くのオゾンガスを生成するオゾン発生器はこのタイプです。
水を電気分解してオゾンを作る方法
O3 +H2O+2e−⇒O2+2OH*
O3 + 2H+ +2e−=O2+H2O
水を電気分解してオゾンを作ります。イオン交換膜を通る電流により、陽極では水が電気分解されて酸素(O2)とオゾン(O3)が生じます。高濃度のオゾン水を効率よく作ることが出来ます。